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ログなしVPNは警察による発信者特定を難しくする?【開示請求には?】

VPNは警察による特定を難しくするのか

ログなしVPN(ノーログVPN)を使うことで、警察がインターネット利用者を特定することはより困難になるでしょう。

VPNは、カフェやホテルのフリーWi-Fiのように、公共のインターネット接続サービスを使う際に、通信を保護する目的で使われます。

こうしたVPNの特性は、インターネット上の発信者を特定する際にもハードルになります。

この記事では、VPNを使うことでネットの匿名化をどの程度できるのか、ネット上の見解とともにまとめてみました。

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▼1分でわかるクイックガイド▼

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VPNは通信を匿名化できる

VPNはインターネット通信を匿名化するのにも、役立つツールとして知られています。

通常、あるサイトにアクセスすると、そのサイトにはインターネットプロバイダのIPアドレスが記録されます。

一方で、VPNを使ってアクセスすると、そのサイトには使ったVPNサービスのIPアドレスが記録されます。

そのVPNサービスがアクセスのログを残していれば、誰がそのサイトにアクセスしたかを容易に特定できますが、ログを残さない「ノーログVPN」と呼ばれるものだとそうはいきません。

たとえばは、ノーログポリシーを掲げていて、ネット通信の匿名性を担保しています。

しかも、暗号通貨での決済が可能なので、決済履歴から個人が特定されることも避けることができます。

実際にNordVPNのノーログポリシーには、以下のように記載されています。

接続タイムスタンプや、セッション情報、使用帯域幅、トラフィックデータ、IPアドレス、その他のデータは保存されません。情報は保存されず、他者に渡ることもありません。

(中略)

NordVPNは、EUや米国の管轄外に位置しています。

このため、NordVPNにあなたの個人データを収集する法的義務はありません。尋ねられても、私たちには肩をすくめることしかできません。また、私たちはそれが好ましい状態だと考えています。

出典:

インターネット上では、善意からの批判さえも封殺することが事実上合法化されている地域もある中で、こうしたノーログポリシーには一定の需要があるようです。

VPN接続によって身元はバレる?

ノーログVPNに接続すると、身元がバレる可能性はかなり小さくなります。

善意の批判を守る反面、悪意を持った人の身元特定を困難にするのは、コインの裏表のような性質ともいえます。

インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)は、VPNサーバーに接続していること自体は特定できます。

しかし、VPNを使った通信内容は暗号化されているので、ISPから通信内容までは把握できません。

さらにVPNサーバー側にログが残らない、そもそもどのような通信を行ったのかという証拠が残らなくなります。

たとえば、ネット上の誹謗中傷に対して発信者の開示請求をしても、ノーログVPNが使われていると発信者の特定は難しくなります。

ネット上でも、ノーログVPNでは警察による特定は、困難を極めるというのが一般的な見方になっています。

警察でも簡単に身元を特定できなくなるレベルなので、(一般的に誹謗中傷案件を扱う)弁護士では到底無理な話になってしまうでしょう。

VPNを使っていても身元が明らかになるパターン

ノーログのVPNを使っていても身元が明らかになるケースとして、以下のような場合が指摘されています。

  • 誹謗中傷に使ったSNSアカウントにVPNなしでログインした記録が残っている場合
  • カフェなどの防犯カメラに映っている場合

問題の投稿のみではなく、必要に応じて問題起こしたSNSのアカウント登録時IP、問題投稿以外のIP等VPN接続せずログインした際や利用した時のIPアドレスも開示されます。
VPNでアカウント作成して悪用する人多いのでSNSではVPNでアカウント作成したりすると凍結するようになってたりします。

じゃあカフェのWi-Fiでアカウント作成すればええやんって思うと思いますが。こういう場合が多くカフェが特定されカフェの防犯カメラから逮捕に至ります。最近のFree-Wi-FiではSNSのアカウント作成規制して電話番号のみでしか登録出来ないようにしてる所も増えてます。つまり電話番号から特定されます。
使い捨て電話番号も一時的にしか利用出来ませんからすぐ凍結します。
GoogleVoiceなんかはすぐ身元特定されやすいです。

2chみたいな提示版サイトではVPNやTorからのコメントは規制されてます。

出典:ヤフー知恵袋

他には、アカウントを作った際に登録したメールアドレスへのログイン記録や、実際に活動していたと見られる時間帯に他のサービスにログインしていた形跡等々も手がかりにはなるでしょう。

しかし、これだけのことをやって照合をとり、確実にその人が誹謗中傷の相手だとわかるにためには、相当な手間と時間がかかります。

ましてや、上記のことにも気を使って、専用PCだけでVPNを利用し、個人が特定できるものには一切アクセスしないなどの対応をされると、特定の難易度はさらに上がってしまうことでしょう。

そこまでして誹謗中傷をするかという話はありますが、やろうと思えばできるということは知っておいてもよいでしょう。

FAQ:よくある質問

日本ではVPNは違法ですか?

VPNの利用は、日本も含めてほとんど国で合法です。

ただし、一部の国では違法にしたり、制限したりしている国もあるので注意しましょう。

もっと詳しく:VPNは違法か?合法か?【VPNの使用を規制している国】

VPNサービスがノーログにする理由は何ですか?

日本では考えられませんが、海外では言論が規制されている国は多数あります。

そのような国で自分の意見を発信するジャーナリストが、政府からの追及を避ける目的でノーログVPNが使われることがあります。

ノーログVPNを使うと身元の追跡やSNSの開示請求は困難になりますか?

サーバーに通信ログが残らないので、身元の特定が困難になるのは間違いありません。

ただし、SNSのアカウント情報などから身元が特定される場合もあるので、ノーログVPNの悪用はやめましょう。

ExpressVPNやNordVPNは開示請求に強いですか?

は、ノーログポリシーに対する第三者の監査を受けているので、ログを残さないという点でも信頼性の高いVPNサービスといえるでしょう。

ExpressVPNやNordVPNに危険性はないですか?

は、世界的にも実績のあるVPNサービスなので、利用する危険はありません。

もっと詳しく:おすすめノーログVPN5選【匿名でのインターネットに使えるVPN】

まとめ

まとめると、身元を隠してインターネットを利用するなら、のようにノーログポリシーを掲げているVPNサービスを使いましょう。

その匿名性は警察による特定も困難にするほどで、善意の批判を封殺される地域で重宝されています。

世の中には、こうした手段があるということを知っておいて損はないでしょう。

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VPN Lifeは、「実際のVPN利用経験」と「世界のVPN情報」にもとづいて情報発信するVPNメディアです。2011年からVPNを利用する日本人1名(管理人)、中国人2名、シンガポール人1名の合計4名のチームで運営しています。

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