VPNの個人利用には、「セキュリティ確保」「日本から海外限定サービスの利用」「海外から日本限定サービスの利用」「サブスクの格安利用」などさまざまなメリットがあります。
「VPNは役に立つ?必要性は?」という疑問の声も聞きますが、実際には上記のとおりさまざまなメリットがあるのです。
この記事では、VPNを個人利用する際のメリット・デメリット、利用場面や、VPNだからこそできるお得な裏技も紹介していきます。
- ExpressVPN:高速通信でアプリの操作性に優れた世界最大手のVPN
>>当サイト経由の登録で+3ヶ月無料プレゼント - NordVPN:価格・使い勝手のバランスがとれた大手VPN
- MillenVPN:日本製・日本語対応の安心感が強みのVPN
▼動画でも解説しています▼
VPNとは?VPNの仕組み
VPNとは、バーチャル・プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network)の略で、仮想専用線のことを指します。
通常、インターネットは世界に開かれたオープンなネットワークであるため、悪意を持った第三者から攻撃を受けるリスクがあるなど、セキュリティの面での課題があります。
VPNを使うと、使用する端末とオープンなネットワークとの間に専用サーバーをつなぎ、端末とVPNサーバーの間の情報通信を暗号化できます。
これによって、通信のセキュリティを大幅に高められるのです。
もっと詳しく:VPNとは?【できることは?いつ使う?使った方がよい?】
個人がVPNを使うメリット
個人がVPNを使う場合のメリットは、以下5つです。
- フリーWi-Fi利用時のセキュリティを守れる
- 海外から日本の動画やサイトにアクセスできる
- 日本から海外限定の動画やサイトににアクセスできる
- 航空券やホテルを安く予約できる
- サブスクを安く利用できる
それぞれ詳細を解説していきます。
フリーWi-Fi利用時のセキュリティを守れる
VPNを利用すると、フリーWi-Fiのセキュリティレベルを大幅に高められます。
たとえば、フリーWi-Fiの利用には、通信内容を覗き見られたり、最悪の場合は個人情報を抜き取られたりするリスクがあります。
VPNを利用すると、通信を暗号化できるので、外部からハッキングされる可能性を大きく減らせるのです。
フリーWiFiにつなぐときは基本的に情報漏洩の危険があると考えた方がよいです。よって私もフリーWiFiを使うときは必ずVPNをオンにします。じゃなけ」ば使用しないほうが安全です😔
— numa_bito (@fuka___inuma) November 2, 2020
海外から日本の動画やサイトにアクセスできる
VPNを利用して、海外から日本のサーバーに接続すると、日本国内限定の動画やサイトにアクセスできるようになります。
海外だと、著作権等の理由で、動画配信サービスにアクセスできないことがあります。
たとえば、TVer、U-NEXT、アマプラ、Huluなどは、日本国外からは視聴できません。
しかし、VPNを使うと海外からでも日本サービスにアクセスできるようになるのです。
日本のVPNサーバーを経由してアクセスすると、配信者側が日本からのアクセスだと認識するからです。
また、VPNの通信暗号化は政府による検閲回避にも有効です。
中国ではGoogle、Facebook、Lineなどにアクセスできませんが、VPNを使うことでアクセスできるようになります。
日本のコンテンツサイトは海外アクセスを禁止しているところが多いということはあまり知られてないかもしれませんね。なので中国以外の国に滞在している人でも日本の「壁」を乗り越えるためにVPNサービス利用する人は結構います。
— けろっと (@kerotto) March 27, 2018
日本から海外限定の動画やサイトにアクセスできる
日本から海外限定の動画やサイトにアクセスする際にもVPNは役立ちます。
たとえば、アメリカでしか見られないコンテンツを見る場合は、アメリカのVPNサーバーを経由すれば見られるようになります。
一方で、韓国でしか見られないコンテンツを見る場合は、韓国のVPNサーバーを利用すればOKです。
現地の番組を見て英語を勉強したい方や、韓流コンテンツを生で見たい方などにとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
この韓国VPNあれば
— 🐬라이🐶 (@Imraixx39) December 14, 2023
例えばミューバンリアタイ出来たり、Netflixでジブリ見れたり色々便利だからおすすめ!
わかんないことあればなんでも聞いて!
航空券やホテルを安く予約できる
VPNを利用して物価の安い国を経由し、航空券やホテルを安くできることもメリットです。
航空券やホテルの予約サイトは、アクセスしている人の位置情報を使用し、料金を変えています。
日本のように比較的物価の高い国からアクセスすると高い料金を表示する一方で、物価の安い国からのアクセスすると安い料金を表示することがあります。
そこで、南米、東南アジア、アフリカなど、物価の安い国のVPNサーバーを利用することで、航空券やホテルを安くできる可能性があるのです。
サブスクを安く利用できる
物価の安い国のVPNサーバーを利用すると、サブスクも安くできることもメリットです。
YouTube PremiumやNetflixなど、グローバルに展開しているサービスは、その国の物価水準によって値段を変えています。
たとえば、YouTube Premiumは日本で利用すると1,280円/月かかりますが、国によっては半額以下で契約できるのです。
特に、トルコ、インド、フィリピンなどの国を経由すると、サブスクを安く契約できることが知られています。
VPN利用によって、安くできるのは以下のようなサービスです。
- YouTube Premium
- Netflix
- Apple Music
- Spotify
- Canva Pro
- Micorosoft365
- Google One
VPNのデメリット
個人がVPN使う場合のデメリットは、以下の2つです。
- 利用料金がかかる
- 通信速度が落ちる
利用料金がかかる
有料VPNを使うと利用料金がかかることは、ひとつのデメリットです。
もちろん、無料VPNを使えば利用料金はゼロですが、メールアドレスや通信記録を悪用される可能性もあるので、おすすめできません。
また、無料VPNだと、困ったときのサポートも期待できません。
そうなると、必然的に有料VPNを使うことになり、月額で500円~1,100円程度は必要です。
たとえば、主要なVPNサービスだと、料金は以下のとおりです。(最も安くなるプランの月額で比較しています)
VPNサービス | 価格 |
ExpressVPN | 734円/月 |
MillenVPN | 396円/月 |
NordVPN | 439円/月 |
SurfsharkVPN | 263円/月 |
CyberGhostVPN | 232円/月 |
料金がかかるとはいうものの、安く契約すれば月額300~400円程度で利用できます。
この記事で解説したメリットがあり、かつ安心・安全のサービスとサポートがあることを考えれば、決して高い料金ではないでしょう。
通信速度が落ちる
VPNを利用すると、一旦VPNサーバーを迂回して通信する分だけ速度が遅くなります。
通信速度が遅いと、動画を見たり、Web会議をしたりする場合に支障が出るかもしれません。
しかし、有料の大手サービスなら通信速度を大きく落とすことなく利用できるので安心です。
たとえば、NordVPNやExpressVPNは世界的にもその通信速度が認められていて、実際に当サイトが試した限りでも動画やWeb会議での問題は起きていません。
実際にVPN接続前の通信速度が61Mbpsだった回線で、ExpressVPNとNordVPNを使ってみた結果は、下表のとおりです。
ExpressVPN | 日本:57Mbps 韓国:53Mbps 香港:38Mbps アメリカ:27Mbps インド:21Mbps トルコ:18Mbps オーストラリア:20Mbps |
---|---|
NordVPN | 日本:52Mbps 韓国:19Mbps 香港:30Mbps アメリカ:22Mbps インド:21Mbps トルコ:14Mbps オーストラリア:23Mbps |
通信速度が多少落ちてはいますが、動画視聴やWeb会議に影響が出るレベルではありません。
VPNを使う主な理由【515人への調査結果】
VPNを使っている515人に聞いた、「VPNを使う理由」がこちらです。(上位7つを抜粋しています)
オンライン全般のプライバシーを強化するため (A) | 47% |
ネットサーフィンのプライバシーを強化するため (A) | 43% |
パブリックのWi-Fiを使うときに通信を保護するため(A) | 40% |
安全な通信の実現のため (A) | 32% |
地域ブロックを回避するため(B) | 31% |
インターネットプロバイダーにネット回遊情報がシェアされるのを防ぐため | 22% |
国別に価格差異があるサービスを安価に利用するため(C) | 18% |
この結果にある(A)、(B)、(C)は、先ほどあげた5つのメリットとも関連性があることがわかります。
- フリーWi-Fi利用時のセキュリティを守れる ⇒ (A)
- 海外から日本のサービスにアクセスできる ⇒ (B)
- 日本から海外のサービスにアクセスできる ⇒ (B)
- 航空券やホテルを安く予約できる ⇒ (C)
- YouTube PremiumやNetflixなどのサブスクサービスを安く利用できる ⇒ (C)
all about COOKIESの調査でも、フリーWi-Fiのセキュリティ向上を挙げている人が63%、IPアドレスを変えたり、動画プラットフォームにアクセスしたりする目的で使う人が約40%となっています。
個人でVPNを使うことをおすすめしたい人
以下のいずれかに該当する人には、個人で定期的にVPNを契約することをおすすめします。
- 外出先でフリーWi-Fiを頻繁に利用する人
- 海外によく行く人・長期で滞在する人
- 日本から海外のサービスを使いたい人
- サブスクサービスをお得に利用したい人
外出先でフリーWi-Fiを頻繁に利用する人
頻繁にフリーWi-Fiを利用する人は、VPNサービスを1つ契約しておくのがよいでしょう。
特にフリーWi-Fiを使って、どこかにログインしたり、クレジットカードの決済したりする際には、VPNが必須です。
フリーWiFiでもVPNあれば安心に使えていいね〜
— かな🐣💙🇯🇵 (@10_kana_04) November 6, 2021
んおッ…!!VPNですな!?わたしもスマホとPCにVPNをいれ、フリーwifiを使うときの保護につかっております!無料のVPNなどもありますが、安全性を考えると、有料VPNの方が安心ではありますね。うっかり繋いだまま支払いなどをすると、情報が抜かれてしまうことがあるらしいので…😭💦
— URI@おふろはいろう (@uriuri_01081) September 6, 2020
海外によく行く人・長期で滞在する人
海外に長期滞在する人にも、VPNはおすすめです。
海外から日本のサービスを利用するときに便利だからです。
VPN契約して海外から日本の動画配信サイト見れるようにした❗❗❗
— risa (@risarisa63) May 6, 2020
これで英語でもないタガログ語とかよく分からん言葉はオサラバじゃ。
海外旅行に行く人、海外駐在する人、海外移住する人にとっては、必須アイテムといえるでしょう。
日本から海外のサービスを使いたい人
日本から海外のサービスを頻繁に使いたい人にもおすすめです。
「著作権の関係で、日本では公開されていない動画をNetflixで見たい」
「韓国の動画サイトにアクセスして、韓流ドラマを見たい」
このような要望がある人は、VPNを利用しましょう。
サブスクサービスをお得に利用したい人
サブスクを安く契約して、節約したい人にもVPNはおすすめです。
1サービスにつき、年間で5,000円~10,000円程度は安くできるので、少しでもお得に利用したいなら、VPNを利用して契約しましょう。
個人向けのおすすめVPNサービス3選
個人向けのおすすめVPNサービスは、以下3つです。
- ExpressVPN:高速通信でアプリの操作性に優れた世界最大手のVPN
>>当サイト経由の登録で+3ヶ月無料プレゼント - NordVPN:価格・使い勝手のバランスがとれた大手VPN
- MillenVPN:日本製・日本語対応の安心感が強みのVPN
ExpressVPN:高速通信でアプリの操作性に優れた世界最大手のVPN
価格 | 1ヶ月プラン:1,496円/月 1年プラン:594円/月 2年プラン:396円/月 ※当サイト経由の登録で+3ヶ月無料プレゼント |
無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
サーバー台数 | 1,300台 |
サーバー設置国 | 50カ国 |
日本語対応 | ◎ |
同時接続台数 | 8台 |
ExpressVPNは世界最大手の老舗で、有料登録者数が全世界で400万人を超えるVPNプロバイダです。
通信速度の速さや安定性に優れたVPNで、当サイトの検証でも常にトップクラスの通信速度を誇っています。
またアプリの起動から接続まで30秒~60秒ほどかかるVPNが一般的な中、ExpressVPNはわずか10秒ほどで起動から接続までを完了できるので、毎日の利用でもストレスがありません。
サーバー設置国、サーバー数も世界トップクラスなので、さまざまな用途で活用可能です。
メリット | デメリット |
---|---|
通信速度と安定性が優れている アプリの動作が早くて使いやすい ノーログポリシーを採用している サーバー設置国のバリエーションが豊か ビットコインでの支払いに対応している 中国からでも利用できる | 価格が他のサービスに比べるとやや高い |
- 速度と安定性を重視したい人
- 口コミや実績を重視してVPNを選びたい人
▼公式サイト▼
\3ヶ月無料プレゼント+30日間返金保証/
ExpressVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。
NordVPN:価格・使い勝手のバランスがとれた大手VPN
価格 | 1ヶ月プラン:1,429円/月 1年プラン:505円/月 2年プラン:439円/月 |
無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
サーバー台数 | 5,800台 |
サーバー設置国 | 60カ国 |
日本語対応 | アプリやサポートは日本語、規約は英語 |
同時接続台数 | 10台 |
NordVPNは、新規利用者が世界NO.1の大手VPNです。
価格と使い勝手のバランスに優れていて、通信速度の点でも十分に満足できるレベルのVPNです。
メリット | デメリット |
---|---|
新規利用人数がNO.1の世界最大手 使えるサーバー数が多い 価格が安い ノーログポリシーを採用している 専用アプリが使いやすい 暗号通貨での支払いに対応している | 短期間の利用だと割高になる 中国からの利用だと不安定になる |
- 長期プランで価格を少しでもお得にしたい人
- 新規の利用実績を重視したい人
▼公式サイト▼
\30日間返金保証あり/
NordVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。
MillenVPN:日本企業が運営する安心感が強みのVPN
価格 | 1ヶ月プラン:1,496円/月 1年プラン:594円/月 2年プラン:396円/月 |
無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
サーバー台数 | 1,300台 |
サーバー設置国 | 50カ国 |
日本語対応 | すべて日本語で対応 |
同時接続台数 | 10台 |
MillenVPNは、日本の企業が提供している純日本製のVPNプロバイダです。
日本企業が運営するVPNは多数ありますが、サーバー設置国、サーバー数ともに日本のVPNの中ではトップクラスです。
契約・規約、操作マニュアルやサポートなど、すべて日本語での対応となっている日本人にとっても安心できます。
VPNに対するブロックが厳しいサービスでも、MillenVPN Nativeを使うことでブロック解除できるケースが多数あります。
メリット | デメリット |
---|---|
日本製の主要VPNサービスの中で最安値使える サーバー数が多い 日本語対応が充実している サービス改善を要望しやすい ノーログポリシーを採用している MillenVPN Nativeが優秀 中国からもアクセス可能 | サーバー数が海外大手VPNに比べて劣る 通信速度が海外大手VPNに比べてやや遅い |
- 日本製のVPNサービスにしたい人
- 日本製の中でも価格を重視したい人
- 日本製の中でもサーバー設置国、設置数の多さを重視したい人
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MillenVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
以上、個人がVPNを使うメリット・デメリットでした。
- VPNのメリットとして、「セキュリティ確保」「日本から海外限定サービスの利用」「海外から日本限定サービスの利用」「サブスクの格安利用」などが挙げられる。
- 一方、デメリットとして、利用料がかかること、通信速度が落ちることが挙げられる。利用料は会社にもよるが500~1,100円/月が相場。
- VPNの利用をおすすめしたいのは、「外でフリーWi-Fiを頻繁に利用する人」、「海外に長期で滞在する人」、「日本から海外のサービスを使いたい人」「サブスクをお得に使いたい人」など。
- ExpressVPN:高速通信でアプリの操作性に優れた世界最大手のVPN
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- MillenVPN:日本製・日本語対応の安心感が強みのVPN