ヤフオクは海外からアクセス可能です【ただし欧州ではVPNが必須】

2024年10月28日

ヤフオクは海外からでも利用可能です。

出品者と落札者の間で合意できていれば、海外から日本に発送したり、日本から海外に発送したりすることも問題ありません。

ただし、欧州の多くの国では例外的にヤフオクにアクセスできないので注意しましょう。

VPNを使ってヤフオクを欧州から見る方法

ExpressVPNなどのVPNアプリをダウンロードする
VPNで欧州以外のサーバーに接続する
ヤフオクにアクセスする

詳しい手順をすぐに見る＞＞

この記事では、ヤフオクが海外から利用できるのか？例外となる地域（欧州）での対処方法などを解説していきます。

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ヤフオクの公式見解は？

ヤフーオークションは海外からの出品や落札について、公式なアナウンスはしていません。

しかし、システム上で「配送元の地域」を「海外」にも設定できるので、海外からの出品や落札が認められているとわかります。

このあたりは、メルカリやラクマとは異なります。

ただし、ヤフーオークションの利用規約を見ると、いくつか注意も必要です。

たとえば、「B.出品禁止物　5. 医療機器のうち、以下に該当するもの」では、自ら輸入した医療機器の出品を禁止しています。

(5) 自ら輸入した医療機器(日本国外からの出品や発送を示唆するものも含みます)
出典：ヤフオク!ガイドライン細則

また、「B.出品禁止物の10」を見ると、安全基準を満たさない商品の出品も禁じています。

10. 製品安全4法（消費生活用製品安全法、電気用品安全法、ガス事業法、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律）が指定する商品について、安全基準を満たす「PSマーク」がないもの
出典：ヤフオク!ガイドライン細則

たとえば、海外製の電化製品を海外から出品するなどは、禁止行為の1つとなる可能性があります。

「C.出品ルール　3. 動植物およびその器官」の中には、次のように書かれているところがあります。

(4) ワシントン条約で輸出または輸入が規制されている動植物を、日本国外から出品することや国外へ発送をしないこと（日本国外からの出品および出品国外への発送を示唆するものも含みます）
出典：ヤフオク!ガイドライン細則

上記のことは日本の関連法規や条約等に抵触する話なので、そうでない限りは海外から何を出品してもよいことになっているのです。

実際に海外からヤフオクにアクセス可能か？

実際に海外からヤフオクにアクセスを試みましたが、問題なくアクセス・ログイン可能です。

たとえば、アメリカとシンガポールの2カ国からアクセスしてみました。

これらの国からアクセスしてみると、以下のとおり日本にいるときと同様にアクセス可能です。

【注意】欧州からはヤフオクにアクセスすると「お客様の地域ではご利用になれません」と表示される

海外から利用できるヤフオクですが、欧州だけは対象外です。

欧州はインターネット通信における個人情報保護の取り組みが、他の地域よりも進んでいて、Webサービスの運営者側にも対応が必要となっています。

Yahoo! Japanは、対応するコストとメリットを比べたときにコストの方が大きいと判断して、欧州でのサービス展開を一部を除いてやめてしまいました。

実際にイギリスからヤフオクのアプリを開いてみます。

すると、「お客様の地域ではご利用になれません。」と表示されます。

「詳細を見る」を押すと、Webブラウザが立ち上がり「2022年4月6日（水）よりYahoo! Japanは欧州経済領域（EEA）およびイギリスからご利用いただけなくなりました」というお知らせページが表示されます。

欧州経済領域（EEA）およびイギリスとは、以下31カ国のことです。

ヤフオクにアクセスできないEEA＋イギリス

EEA加盟国：オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、リヒテンシュタイン、アイスランド、ノルウェー

CoE：イギリス

出典：外務省「欧州の主要枠組み」

もっと詳しく：海外（欧州）でYahoo! Japanを使えない理由と対策