ProtonVPNのメリット・デメリットは以下のとおりです。
- 無料でも利用できる(データ容量に制限なし)
- ストリーミング用のサーバーがある(地域ブロックが解除できる)
- ノーログポリシーを採用している
- 暗号通貨での支払いに対応している
- 価格が若干高め
- 通信速度が遅い
- 日本語対応が充実していない
- カスタマーサポートはメールのみで対応している
- 利用実績が大手サービスと比べて劣る
この記事では、ProtonVPN(プロトンVPN)について解説していきます。
ProtonVPNの特徴は?
本社 | スイス |
---|---|
価格 | 1ヶ月プラン:550円/月 1年プラン:440円/月 2年プラン:362円/月 |
無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
サーバー台数 | 1,400台以上 |
サーバー設置国 | 60カ国以上 |
日本語対応 | なし |
同時接続台数 | 10台 |
ProtonVPN(プロトンVPN)は、スイスのジュネーブに本社を置くVPNサービスです。
世界でも有名な暗号化メールサービス「ProtonMail(プロトンメール)」を作ったProton Technologies AGが運営しています。
ProtonVPNには、無料プランと有料プランがあります。
ProtonVPNの評判・口コミ
ProtonVPNのネット上での評判・口コミを確認しました。
無料でも割と使える
まず、よい口コミです。
無料プランへの高評価が目立ちます。
ProtonVPNいいな。無料でも割と使える。 pic.twitter.com/WyhtdVSstp
— しーぶ (@sheeb_game) June 8, 2021
フリープランでも快適
protonVPNはいい感じだな
— imTakX (@imTak11S) January 18, 2022
フリープランでここまで快適なのか
通信速度が遅すぎる
次に、悪い口コミです。
Proton VPN のオランダ鯖遅すぎて草
— ルーミアチャンネル二代目 (@DoubleJ794) May 5, 2021
このようにさまざまな口コミがありますが、VPNは利用者の環境によって評価が分かれるところがあります。
ProtonVPNには、無料プランや30日間の返金保証もあるので、使ってみてから判断をしてもよいでしょう。
ProtonVPNはどんな人におすすめ?
ProtonVPNは、以下の人におすすすめです。
- とりあえず無料の範囲でVPNを試してみたい人
ProtonVPNの無料プランは、データ容量無制限で有料プランと同じ安全性であることが大きな魅力です。
一方で、有料プランでの利用を考えるなら、安い価格でより大きなメリットのあるNordVPN、ExpressVPNを選ぶのがよいでしょう。
▼公式サイト▼
\30日間返金保証/
他のVPNサービスとじっくり比較したいなら、おすすめVPNは?【10項目で比較】最強VPNをレビューもあわせてご覧ください。
ProtonVPNのメリット
ProtonVPNのメリットは、以下4つです。
- 無料でも利用できる(データ容量に制限なし)
- ストリーミング用のサーバーがある(地域ブロックが解除できる)
- ノーログポリシーを採用している
- 暗号通貨での支払いに対応している
無料でも利用できる(データ容量に制限なし)
ProtonVPNには、有料プランと同じ安全性で利用できるデータ容量無制限の無料プランがあります。
ProtonVPNの無料プランは、よくある「●日間のみ無料(●日後から有料プランへ移行)」とは違い、永久に無料のまま使い続けられるプランです。
使っている途中で「無料プラン」から 「有料プラン」へアップグレードも可能です。
ただし、無料プランの条件や機能は限定されています。
有料プラン(Plus)と比較すると以下の表になります。
無料プラン | 有料プラン(Plus) | |
---|---|---|
使えるサーバー | 3カ国(接続サーバー:100台) | 65カ国(接続サーバー:1,900台以上) |
データ容量 | 制限なし | 制限なし |
同時接続台数 | 1台 | 10台 |
速度 | 中速 | 最高速 |
ストリーミング用サーバー | – | 〇 |
海外のVPN情報サイトによると、無料プランの通信速度を有料プラン(Plus)と比較すると、無料プランの方が倍程遅いことがわかっています。
オランダサーバーに接続された無料プランの結果:5Mbps
オランダサーバーに接続された有料プラン(Plus)の結果:11Mbps
出典:https://www.reddit.com/r/ProtonVPN/comments/6in81b/protonvpn_free_vs_plus_speed_comparison/
実際にProtonVPNは無料で使えるものの、通信速度は遅いという声があります。
ProtonVPN使った
— t村田 (@you_mu11) March 11, 2021
いいとこ
・無料で十分使える
・Wi-Fi接続したままでも使える
・しっかりと機能してる
悪いとこ
・無料で使える分遅い
ストリーミング用のサーバーがある(地域ブロックを解除できる)
ProtonVPNでは、Netflix、Disney+、PrimeVideoなど、地域ブロックの解除に適したサーバーを選べます。
ただし、有料プランのみです。
ノーログポリシーを採用している
ノーログポリシーとは、VPNサービスにおいて利用者の閲覧履歴やIPアドレスなどの記録(ログ)を保存しないという約束事です。
インターネットを利用するときの主なログの種類は以下です。
- 閲覧したウェブサイト
- ダウンロードしたファイル
- 使用したソフトウェア
- 接続日と接続期間 ‥etc
ノーログポリシーだと、ログを取られることがないので、何をダウンロードしているのか、どのリソースからダウンロードしているのかを誰にも知られないのです。
ProtonVPNは、政治的中立国のスイスに本社を置いています。
スイスは、加盟国間で通信情報を共有する協定の「5・9・14アイズ」に加盟していないので、加盟国政府からの情報の開示要求に従う必要がありません。
ノーログポリシーに加え、VPNサービス会社が、5・9・14アイズの同盟国に本社を置いていていないのはプライバシー保護の観点から安心できます。
5アイズ:イギリス、アメリカ、ニュージーランド、カナダ、オーストラリア
9アイズ:5アイズ同盟国とデンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー
14アイズ:9アイズ同盟国とドイツ、ベルギー、イタリア、スウェーデン、スペイン
暗号通貨での支払いに対応している
VPNを使って匿名を保ちたい人にとって、ノーログポリシーと合わせて重要となるのが支払い方法です。
クレジットカードでの支払いはアカウントと個人を簡単に紐付けできる一方で、暗号通貨での支払いなら匿名性をより高められるからです。
ProtonVPNでは、ビットコインでの支払いに対応しています。
ProtonVPNのデメリット
ProtonVPNのでデメリットは、以下5つです。
- 価格が若干高め
- 通信速度が遅い
- 日本語対応が充実していない
- カスタマーサポートはメールのみで対応している
- 利用実績が大手サービスと比べて劣る
価格が若干高め
ProtonVPNには、2つの有料プラン(Plus、Unlimited)があり、料金は「1ヵ月、12ヶ月、24ヶ月」から選択できます。
「Unlimited」にするとPlusプランの機能に加え、暗号化メールサービスのProtonmail(プロトンメール)や、ProtonCalender、ProtonDriveが使えます。
主要なVPNプロバイダとPlusプランを比較すると、若干高めになります。(それぞれの最長プランと比較しました。)
ExpressVPN | 743円/月(1年プラン) |
---|---|
NordVPN | 439円/月(2年プラン) |
SurfSharkVPN | 263円/月(2年プラン) |
CyberGhost | 232円/月(2年プラン) |
PIA | 223円/月(2年プラン) |
ProtonVPN(Plus) | 549円/月(2年プラン) |
通信速度が遅い
海外のVPN情報サイトによると、ProtonVPNの通信速度をExpressVPNと比較すると、ExpressVPNの方が圧倒的に速いとわかっています。
イギリスサーバーに接続されたProtonVPNの結果:20Mbps
イギリスサーバーに接続されたExpressVPNの結果:235Mbps
出典:https://restoreprivacy.com/vpn/comparison/expressvpn-vs-protonvpn/
ExpressVPNと、ProtonVPNの無料プランで使い分けをしている人もいます。
Proton VPN なら無料で使えるサーバーに東京が入ってるんで、無料で日本VPNとして使えますよ!
— ベルリンのSuzukiさん🤣 (@suzukiberlin) April 15, 2022
自分は仕事で会社が契約してるんでHMAとExpress、Protonを使い分けてますが😂
日本語対応が充実していない
アプリは日本語対応していますが、トラブルサポート、利用規約・契約(解約手続き含)は、英語が使われています。(日本語版はありません。)
ホームページも日本語対応していません。
カスタマーサポートはメールのみで対応している
ProtonVPNのサポートは、ライブチャットはなくメールのみでの対応になっています。
電子メールは、ライブチャットに比べると返信に時間がかかるのが欠点です。
日本語対応をしていないので、もちろん英語でメールを書かなければなりません。
利用者実績が大手サービスと比べると劣る
ProtonVPNは、大手と比べると利用者の実績で見劣りします。
実際に海外のVPN情報サイトが発表しているユーザー数のTOP10にも入っていません。
利用者の実績、24時間のライブチャットサポート、日本語対応などの点では、NordVPNとExpressVPNの方が優れているのが実情です。
ProtonVPNの危険性
ProtonVPNについては、「危険性があるか?」を心配する声も少なくありません。
しかし、ProtonVPNは危険性の低い(=安全性の高い)VPNサービスです。
ProtonVPNは、ノーログポリシーを採用することで、高いレベルでプライバシー保護ができていることに加えて、軍事レベルの暗号化方式を採用されていてセキュリティ面でも安心できるからです。
安全性(危険性)という観点なら、ProtonVPN以外にも安全性の高いおすすめVPNはあるので、あわせて確認してみてもよいでしょう。
ProtonVPNの登録方法
ここからは、ProtonVPNの登録方法を解説していきます。
登録パターンは、以下2つです。
- 無料プランで始める場合
- 有料プランで始める場合(マイページから申し込む)
有料プランを始める場合、先にアカウントを作成した上で、マイページから申し込むことをおすすめします。
有料プランの支払い方法は、「クレジット」「PayPal」「ビットコイン」「現金」から選択できますが、ログインしてからの申込みでないと、「ビットコイン」か「現金」での支払いができません。
また、マイページからの申し込みだと、「protonmail」を追加できるなど、プランのカスタマイズもできます。
無料プランで始める場合
無料プランで始める場合の手順は、以下のとおりです。
- トップページから「GET PROTONVPNT NOW(ProtonVPNを今すぐ入手)」をクリックする
- 無料プランの「GET FREE(無料で試す)」をクリックする
- アカウント情報(ユーザー名、パスワード、メールアドレス)を入力する
- 認証コード送信先を選択する
- 情報を入力して「Send(送信)」をクリックする
- 認証コードが届いたら、画面に認証コードを入力して、「Verify(確認)」をクリックして、登録完了
まず、ProtonVPNのリンクから、トップページにアクセスします。
トップページにアクセスしたら、「GET PROTONVPNT NOW(ProtonVPNを今すぐ入手)」をクリックします。※ProtonVPNのホームページは、日本語対応していません。
ボタンを押して進むと料金プランが表示されるので、無料プランを選びます。
入力後、「Create account (アカウント作成)」をクリックします。
クリックすると、「Are you human?」と表示した画面になります。
これは、webサイトにロボットが危険なプログラムを埋め込もうとしたり、スパムをばらまいたりすることを防ぐための確認です。
確認方法は、「Email adress、SMS、Captacha」から選択できます。
「Captacha」を選択すると以下画面になるので、「I am human」をクリックして登録完了です。
「I am human」をクリックすると、すぐにダウンロードの画面になり、登録が完了してしまいます。(よくある最終確認の画面は出ません。)
入力内容に間違いがないように、注意しましょう。
「Email adress、SMS」を選択した場合は、必要情報入力して「send(送信)」をクリックします。
Email adress:メールアドレスを入力
SMS:電話番号を入力
送信ボタンを押すと、ProtonVPNから認証コードが届きます。
そのまま、認証コードを入力するので、画面を開いたままにしておきましょう。
画面に認証コードを入力して、「Verify(確認)」をクリックして、アカウント作成・登録完了です。
すぐにダウンロード画面になるので、各デバイスでアプリをダウンロードして設定を進めていきます。
無料プランから有料プランにする場合は、マイページからアップグレードできます。
有料プランで始める場合(マイページから申し込む)
有料プランにする手順は、以下のとおりです。
- マイページにログイン後、左側のサイバーの「Dashbord(ダッシュボード)」をクリックする
- プラン、支払い期間・通貨を選択する
- カスタマイズの内容を入力して、「Continue(続ける)」をクリックする
- 支払い方法選択して、詳細を入力する
- 「Pay(支払い)」をクリックして、申し込み完了
※アカウント作成・登録方法は、「無料プランで始める場合」を確認ください。
ProtonVPNのマイページにログインしたら、「左側のサイバーの「Dashbord(ダッシュボード)」をクリックします。※ProtonVPNのホームページは、日本語対応していません。
Plans(料金プラン)が表示されるので、「プラン、支払い期間・通貨」を選択します。
プランは、「Basic、Plus、Visionay」から、支払い期間は、「1ヵ月、1年、2年」から、支払い通貨は「ユーロ、ドル、スイスフラン」から選択できます。
Basicプランをクリックすると、以下の画面になります。
Protonmailを追加しない場合は、ProtonMail planは、「Free(無料)」を選択して、「Cntinue(続ける)」をクリックします。
Checkout(支払い)画面になるので、支払い方法と詳細を入力しましょう。
※支払い方法は、「クレジットカード、PayPal、ビットコイン、現金」から選べます。
クレジットカードを選択すると以下の画面になります。
ここでは、必要事項を4つ入力します。
- Name on card (カード名義人)
- Card number (カードナンバー)
- Expiry date/CVV code (有効期限・セキュリティーコード)
- Country/Postal code (国・郵便番号)
入力が完了したら、「pay(支払い)」をクリックして、手続きは完了です。
まとめ
以上、ProtonVPNの解説でした。
ProtonVPNは、とりあえず無料の範囲でVPNを試してみたい人には、おすすめのVPNです。
メリット | デメリット |
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無料でも利用できる(データ容量に制限なし) ストリーミング用のサーバーがある(地域ブロックが解除できる) ノーログポリシーを採用している 暗号通貨での支払いに対応している | 価格が若干高め 通信速度が遅い 日本語対応が充実していない カスタマーサポートはメールのみで対応している 利用実績が大手サービスと比べて劣る |