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ExpressVPNとNordVPNを比較【10項目で詳細レビュー】

ExpressVPNとNordVPNの比較

ExpressVPNは通信速度に優れたVPNで、中国での利用においても安定性が高いことで知られています。一方でNordVPNは、長期プランにすることでよりお得になるVPNで、サーバーの選択肢や通信速度でも他社よりも優れた点を持っています。

ExpressVPN vs NordVPN

:より早い通信速度を望む場合や、中国で利用する場合

:長期プランにしてより安価にVPNを利用する場合

両方のVPNを利用した経験から、どちらも素晴らしいVPNサービスですが、細かく見ていくとそれぞれの優劣があるのも事実です。

この記事では、世界的に人気がある最大手のVPNサービスであるExpressVPNとNordVPNの比較結果を詳細に解説していきます。

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結論:価格で選ぶならNordVPN、スペックで選ぶならExpressVPN

結論から言うと、特別なこだわりがなければ、価格の安いがおすすめです。

通信速度や安定性を重視するなら、ハイスペックのがおすすめです。

以下、ExpressVPNとNordVPNを比較した結果です。

項目
本社英領バージン諸島パナマ
価格1ヶ月プラン:1,425円/月
6ヶ月プラン:1,099円/月
1年プラン:734円/月
1ヶ月プラン:1,429円/月
1年プラン:505円/月
2年プラン:439円/月
返金ポリシー・支払い方法30日間返金保証
クレジットカード、PayPal、ビットコインなど
30日間返金保証
クレジットカード、PayPal、暗号通貨、Google Pay、Apple Payなど
通信速度27Mbps ※アメリカに接続した場合22Mbps ※アメリカに接続した場合
使い勝手PCアプリ、スマホアプリ、Chrome拡張機能 (PC版はNordVPNよりも手軽PCアプリ、スマホアプリ、Chrome拡張機能
サーバー設置国・数105カ国、3,000台60カ国、5,800台
同時接続台数8台10台
地域ブロックへの対応相対的に見て弱い強い
中国での利用安定して利用可能不安定
セキュリティ・匿名性軍事レベルのセキュリティ、ノーログポリシー軍事レベルのセキュリティ、ノーログポリシー
カスタマーサポート24時間年中無休24時間年中無休
価格は1ドル110円で計算

ただし、以下の場合においては、をおすすめします。

  • より早い通信速度を望む場合
  • 中国で利用する場合

それぞれの詳細レビューは、以下の記事をご覧ください。

NordVPN【メリット・デメリット】評判

ExpressVPN【メリット・デメリット】評判

ExpressVPN vs NordVPN:10項目で詳細比較

ここからは、ExpressVPNとNordVPNについて、10項目で詳細に比較していきます。

価格

価格面で優位なのは、NordVPNです。

ExpressVPN1ヶ月プラン:1,425円/月
6ヶ月プラン:1,099円/月
1年プラン:734円/月
NordVPN1ヶ月プラン:1,429円/月
1年プラン:505円/月
2年プラン:439円/月
1ドル=110円で換算:最新の価格は公式ページでご確認ください

NordVPNの1年プランはExpressVPNより3割程安くなっていて、年間総額で見ると2,750円の差になります。

さらに、NordVPNの2年プランとExpressVPNの1年プラン×2で、比較すると2年間総額で7,080円のになります。

価格を重視したいなら、一択です。

返金ポリシー・支払方法

返金ポリシーは、ExpressVPN、NordVPNともに30日間返金保証があるので同じです。

支払い方法については、NordVPNの方が暗号通貨の種類や、Google Pay、Apple Payに対応しているなどして多様化しています。

ExpressVPN30日間返金保証
クレジットカード、PayPal、ビットコインなど
NordVPN30日間返金保証
クレジットカード、PayPal、暗号通貨、Google Pay、Apple Payなど

しかし、日本のネットショッピングで一般的な決済方法には、どちらのVPNも対応しているので、特殊な事情がある人を除けば大きな差異ではありません。

通信速度

当サイトの検証によると、ExpressVPNは日本のサーバーで57Mbpsとなっていて、ほとんどの利用場面で快適に利用できるVPNです。

一方のNordVPNは、日本のサーバーで52Mpbsとなっていて、ExpressVPNよりは劣るものの、快適に利用できる通信速度が出ています。

比較をすると、の方が通信速度が早い結果になっていて、当サイトでもほとんどの場面でExpressVPNを好んで使っています。

VPN接続前にダウンロード時の通信速度が61Mbpsだった回線で、ExpressVPNとNordVPNを比較すると、以下のとおりです。

ExpressVPN日本:57Mbps
韓国:53Mbps
香港:38Mbps
アメリカ:27Mbps
インド:21Mbps
トルコ:18Mbps
オーストラリア:20Mbps
NordVPN日本:52Mbps
韓国:19Mbps
香港:30Mbps
アメリカ:22Mbps
インド:21Mbps
トルコ:14Mbps
オーストラリア:23Mbps
当サイトで計測

結果を見るとわかるとおり、ほとんどサーバーでExpressVPNの方が早いという結果になっています。

他のネットワークでも試してみましたが、多くの場合でExpressVPNの方が相対的に早いことを確認しています。(一部の国のサーバーで逆転してNordVPNの方が早いというケースはありました)

英語圏のサイトを見ても、ExpressVPNの方が通信速度が早いとしているサイトがあります。

たとえば、ある英語サイトでは、以下の結果を示しています。

ExpressVPNアメリカ:26.62Mbps
イギリス:26.43Mbps
ドイツ:28.97Mbps
オーストラリア:26.40Mbps
NordVPNアメリカ:25.40Mbps
イギリス:25.90Mbps
ドイツ:24.29Mbps
オーストラリア:24.81Mbps
出典:https://www.vpnranks.com/vpn-comparison/nordvpn-vs-expressvpn/

したがって、通信速度で選ぶなら一択です。

ただし、いずれの通信速度もストリーミング視聴を含めて、問題になるレベルではありません。

通信環境や接続タイミングによって変わる可能性はあるので、ご自身の通信環境における通信速度が気になる方は、返金可能期間に両方試してみるのがよいでしょう。

使い勝手

使い勝手の点では、PC版でよりストレスなく操作できるExpressVPNにやや軍配があがります。

PC版アプリ

まずPC版アプリは、ExpressVPNもNordVPNも同じで、PCにアプリをインストールして、アプリを起動すればOKです。

ExpressVPNの場合

ExpressVPNのPCアプリは、以下のように接続したいサーバー国を検索して、電源アイコンのボタンをクリックすれば接続完了します。

ExpressVPNで日本に接続する
NordVPNの場合

NordVPNは、以下のように世界地図が表示されて、地図からも検索窓からも接続したい国を選べるようになっています。

トルコのVPNサーバーに接続する

PC版はExpressVPNの方がアプリの起動時間が短く、インターフェースもシンプルです。

スマートフォンアプリ

スマートフォンアプリは、ExpressVPN、NordVPNともにPC版アプリと似たような作りになっていて、いずれの使い勝手も良好です。

アプリは、ストアからダウンロードできます。

スマホ版だと、使い勝手はどちらも大差ありません。

Google Chromeの拡張機能

インターネットブラウザのGoogle Chromeには、より便利に利用するための拡張機能がありますが、VPNアプリを拡張機能として使うこともできます。

ExpressVPNもNordVPNも、ともに拡張機能を用意しているので、アプリを立ち上げずにブラウザで接続・切断を管理するのに便利です。

ExpressVPNの場合

アイコンを押すとPC版のようなVPNアプリをブラウザ上で開いて、サーバーに接続できます。

拡張機能をインストールすると、ブラウザの右上にExpressVPNアイコンを表示できます。

NordVPNの場合

ExpressVPNと同様に拡張機能をインストールできます。

拡張機能には、PCアプリやスマホアプリのように地図は表示されませんが、サーバーの拠点を選ぶだけでシンプルに接続のON/OFFをできるようになっています。

拡張機能の使い勝手も双方で大差はありません。

サーバーの設置国・数

ExpressVPNのサーバー設置国は105カ国、サーバー設置数は3000台以上です。

一方のNordVPNのサーバー設置国は60カ国、サーバー設置数は5,800台です。

ExpressVPN105カ国(接続サーバー:3,000台以上)
NordVPN60カ国(接続サーバー:5,800台)

ExpressVPNの105カ国は、数あるVPNサービスの中でもトップクラスで、世界の半分以上の国をカバーできていることになります。

同時接続台数

同時接続台数とは、同時に接続できるデバイスの数です。

同時接続台数に関しては、NordVPNが10台とExpressVPNの8台を上回っています。

ExpressVPN8台
NordVPN10台

1人で利用する分には、3台も同時接続できれば十分だと思いますが、家族など他人と共用する場合には問題となることがあるかもしれません。

地域ブロックへの対応

地域ブロック(ジオブロック)とは、著作権などの絡んだコンテンツを該当する国以外では見れないようにする措置です。

たとえば、Netflixは世界でサービスを提供していますが、提供しているコンテンツは国ごとに異なります。

有名な話として、ジブリやハリポッターの映画が日本から視聴できないのに、他の国から視聴できることが挙げられます。

サービスによっては、そもそも他の国からアクセスすらできないものもあります。

こうした地域ブロックに対して、接続元を偽装できるVPNは効果を発揮します。

たとえば、オーストラリアのサーバーに接続すれば、Netflixでジブリの映画を視聴できます。

もっと詳しく:【裏技】Netflix(ネトフリ)でジブリを見る方法

VPNによる接続元の偽装は、グローバルに展開するサービスを購入するときにも使えます。

有名なところでは、YouTube Premiumや、Netflixを格安で契約できるようにする方法です。

もっと詳しく:【年1万円の節約も可能に】VPNを使って安くできるサブスク6選

こうした地域ブロックへの対応について、試した限りでは、ExpressVPNの方が弾かれるケースをよく見ます。

一方で、NordVPNの方が有効な割合が高く、少なくとも上記の裏技はNordVPNなら問題ありません。

※ただし、近年はExpressVPNも地域ブロック対策には力を入れていて、問題ないレベルまで上がってきています。

中国での利用

地域ブロックへの対応で軍配の上がるNordVPNですが、中国での利用に関してはExpressVPNの方がおすすめです。

ExpressVPN安定して利用可能
NordVPN不安定

中国では、Google、Twitter、Facebookなど、中国以外のネットインフラやSNSが厳しく規制されています。

そのため、日本で一般的に使っているサイトにアクセスするには、VPNが必須になります。

ExpressVPNは、今のところ中国で接続できないというケースは見られませんが、NordVPNは接続できないケースをよく見かけます。

なお、中国での利用を考えているなら、中国への対応に優れたも選択肢の1つになります。

経験上、中国ではExpressVPNよりも安定しています。

【比較】中国で使える【おすすめVPN5選】実際に使ってみた結果

セキュリティ・匿名性

セキュリティと匿名性については、両者とも大きな差はありません。

ExpressVPN軍事レベルのセキュリティ、ノーログポリシー
NordVPN軍事レベルのセキュリティ、ノーログポリシー

ExpressVPN、NordVPNともにAES-256という暗号化技術を利用していて、高いレベルのセキュリティを確保しています。

また、両者ともにノーログポリシーという方針を貫いています。

ノーログポリシーとは、通信のログ(アクセスに関連する記録)を一切残さない方針のことで、通信ログの管理を義務づけている米国や欧州などでは採用できない方針になっています。

しかし、ExpressVPNはバージン諸島、NordVPNはパナマに本社を置いて、米国や欧州の規制から逃れるようにしています。

両者のノーログポリシーは、外部からの監査も受けて、その妥当性を証明してもらっています。

カスタマーサポート

カスタマーサポートは、両者ともに24時間、365日対応しています。

ExpressVPN24時間、365日
NordVPN24時間、365日

問い合わせメールを送ると、たいてい48時間以内には回答が返ってくるので、何かトラブルがあったときでも安心できます。

最近は両社ともに機械翻訳を使った日本語対応ができており、簡単なやりとりなら日本語でも問題なく対応してくれます。

まとめ

以上、ExpressVPNとNordVPNの比較でした。

特別なこだわりがなければ、価格の安いがおすすめです。

項目
本社英領バージン諸島パナマ
価格1ヶ月プラン:1,425円/月
6ヶ月プラン:1,099円/月
1年プラン:734円/月
1ヶ月プラン:1,429円/月
1年プラン:505円/月
2年プラン:439円/月
返金ポリシー・支払い方法30日間返金保証
クレジットカード、PayPal、ビットコインなど
30日間返金保証
クレジットカード、PayPal、暗号通貨、Google Pay、Apple Payなど
通信速度27Mbps ※アメリカに接続した場合22Mbps ※アメリカに接続した場合
使い勝手PCアプリ、スマホアプリ、Chrome拡張機能 (PC版はNordVPNよりも手軽PCアプリ、スマホアプリ、Chrome拡張機能
サーバー設置国・数105カ国、3,000台60カ国、5,800台
同時接続台数8台6台
地域ブロックへの対応相対的に見て弱い強い
中国での利用安定して利用可能不安定
セキュリティ・匿名性軍事レベルのセキュリティ、ノーログポリシー軍事レベルのセキュリティ、ノーログポリシー
カスタマーサポート24時間年中無休24時間年中無休
価格は1ドル110円で計算
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